昨今、企業不正・不適切会計処理に対するゲートキーパー(門番)として公認会計士に期待されている役割は大きなものがあります。その一方で、公認会計士は、企業会計基準に準拠して財務諸表が作成されているかどうかをチェックする立場にあるにすぎず、不正を見つけることを主目的に活動している訳ではありません。
公認会計士はいかにして企業の不正に対応していくべきなのでしょうか。今回、北海道大学の吉見宏先生をお招きして、過去のイトマン、雅叙園観光などの事例から公認会計士の役割について考えていきたいと思います。吉見宏先生は、監査論を専門として、企業倫理や会計倫理に関する研究をされています。参加は自由なので、どなたでも積極的にご参加ください。
■日時
2017年2月3日(金曜日)16時20分〜17時50分
■会場
谷田キャンパス 経営情報学部棟1階 4111教室
※駐車場のご用意はありませんので、公共の交通機関をご利用ください
■対象者
どなたでも(事前申し込み不要)
吉見 宏(よしみ ひろし)
1990年九州大学大学院経済学研究科博士後期課程単位取得退学。1991年北海道大学講師、助教授を経て、2004年教授、現在に至る(2012年から2016年まで大学院経済学研究科長、経済学部長を併任、2016年から副学長を併任)。博士(経営学)。公認会計士試験委員(監査論)、企業会計審議会監査部会臨時委員、日本公認会計士倫理委員会委員。主な著書に、「企業不正と監査」(税務経理協会)、「監査期待ギャップ論」(森山書店)などがある。
経営情報学部 上野雄史
電話:054-264-5241
E-mail:ueno(ここに@を入れてください)u-shizuoka-ken.ac.jp