JTB主催、観光庁・経済産業省後援による「2022年全国大学生まちづくりコンテスト」がこのほど開催され、本学経営情報学部の八木ゼミ3・4年生(大石麟太郎さん、杉浦麻衣さん、石垣匠海さん、古澤悠未さん)によるチームが全国112大学参加中、5位入賞を果たし、観光庁、JTBから表彰されました。

　プレゼンテーマは「静岡県焼津温泉の有効活用による観光誘客」で、同ゼミ生は延べ10日間にわたるフィードワークと現地関係者へのヒアリング活動、ならびに先行研究分析等により、「焼津市民による温泉活用」と「首都圏等の若年層誘客」をターゲットとした発表を行いました。この中で、小・中学生から大学生を主体とした「焼津のわけーしゅう観光大使」結成による活動や、焼津市内各所に温泉ステーションと足湯を設置し、市民や観光客にサブスクで利用促進を図る、JR焼津駅前に「湯煙」を発生させるやぐらを設置し、温泉地のイメージを発信する等のアイデアを説明しました。地元審査員からは「実現可能性が高く、同ゼミと連携して実証実験を開始したい」とのお申し出を頂き、今後、同温泉活性化策を市役所、観光協会、地域おこし協力隊等地元関係者と開始する方向になりました。

　参加した同ゼミ学生からは「コロナ禍で行動制約が多い中で、3・4年生が連携して観光マネジメントメジャーの授業の中で得た視点や統計分析、ゼミ活動で得た地域貢献に対する考え方やフィールドワークノウハウを活用でき、学生時代の大きな糧となった」、「今回学んだことをさらに進化させ卒論作成に活かしていきたい」との充実感溢れる感想が聞かれています。