静岡県立大学発ベンチャーの称号を授与された
国保講師
このたび、経営情報学部の国保祥子講師(組織マネジメント、ソーシャル・ビジネス:経営学博士)が、人材教育プログラムの開発・提供を行う大学発ベンチャー企業を設立しました。国保講師のこれまでの研究成果の社会還元と実践の場として、育児休業を能力開発期間に転換する教育プログラムの開発・提供、コンサルティング業務と研修業務等を行います。
本学としては4件目の大学発ベンチャー企業となります。
企業名 | 株式会社ワークシフト研究所 |
代表取締役(CEO) 取締役(COO)兼主席研究員 |
小早川 優子 国保 祥子 |
設立年月 | 2015年12月 |
住所 | 東京都港区 |
主要な事業 | 子育て中の女性に代表される時間的・地理的制約を抱えた人材が、 組織で高いパフォーマンスを出すための教育プログラムの提供 |
ホームページ | http://workshift.co.jp/ |
○子育て中の女性に代表される時間的・地理的制約を抱えた人材に対し、育児休業期間を能力開発期間に転換できる学習機会を提供し、育児とキャリアを両立させる人材の育成を促進する。
○教育を通して個人の思考と行動を変え、制約がありつつも組織への貢献が可能であることを示すことにより、主体的選択ができる自立した個人、希望的に未来を捉えられる個人が社会に増えることを目指す。
○制約がある中で高いパフォーマンスを上げられることを組織全体に示し、生産性の向上、全ての人材のワークライフバランスの改善を図る。
○教育プログラムの参加者が志を共有し支え合うコミュニティを運営することで、ロールモデルの発見や観察学習の場を提供する。
○教育プログラムの開発過程で蓄積した、子育てとキャリアの両立に必要な職場環境や思考と行動を、企業や女性に対して発信し、出産後の離職率の軽減を図る。
我が国の管理職に占める女性の割合は1割程度に留まっており、女性活躍の阻害要因の一つとして、子育てとの両立が不可能な職場環境が挙げられる。出産を機に離職する女性は全体の6割を占めるが、厚生労働省のデータでは、女性の就業意欲は出産前よりも出産後の方が高く、制度と企業風土が整っていれば出産後も働き続けたい、管理職を目指せると考える女性が大半を占める結果から、女性がキャリアと子育てを両立しにくいという問題は、就労意欲や能力の問題ではなく、企業の構造上の問題、つまり経営課題であるということがわかる。
育休プチMBA勉強会の様子
このような社会的背景から、制約によって成長の機会と経済活動参加を逃しがちな女性を育成するためには、制約があることを前提にした能力開発の機会の提供が必要であるとの結論に至った。
また、国保自身が子どもを持ち、時間的・地理的制約を抱えたことと、育児休業中に経営を学びたいと考えていた女性との出会いをきっかけに、これまでの経営人材育成の研究成果や実践面でのノウハウをベースとして、7掛けの時間で10の成果を出すために必要な知識と行動変容をもたらすための教育プログラムを開発。子連れで参加できる本格的な経営学の勉強会「育休を活用したMBA体験勉強会(略称:育休プチMBA勉強会)」を2014年7月から開始した。これまでに30回近く開催し、女性だけでなく男性の参加者も回を重ねるごとに増え、約450人余りが参加している。また、企業向けにも報告会を開催し40社が参加している。
勉強会の取り組みが多くのメディアで取り上げられるに伴い、法人からの引き合いが増加、責任ある体制で規模を拡大して教育プログラムを提供するべく株式会社ワークシフト研究所を設立するに至った。
○勉強会の定期開催の継続
3月18日(金)(開催地:東京)
3月23日(水)(開催地:東京)
○研究成果報告会
3月11日(金)(開催地:東京)
○4月以降(予定)
法人向けプログラムの提供強化
教育プログラムの新規開発
活動拡大に伴う講師育成事業の立ち上げ 等
株式会社ワークシフト研究所
E-mail:info(ここに@を入れてください)workshift.co.jp
国保祥子(静岡県立大学経営情報学部 講師/株式会社ワークシフト研究所 COO 兼 所長/)
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