防災訓練で「完全自立型防災情報通信ステーション」の実証実験

 静岡県立大学では、大規模災害時の利用を想定した、LPガス発電機とソーラー電源で衛星インターネットのWi-Fi通信が可能な「完全自立型防災情報通信ステーション」の研究開発に民間企業と共同研究で取り組んでいます。11月21日に、学内防災訓練に併せて、発電や通信環境の実証実験を実施しました。実験では、悪天候を想定して、ソーラー電源からLPガス発電に切り替えを行い、衛星インターネットによるWi-Fi通信が可能になり、デジタルサイネージで災害情報が発信できることを確認しました。また、同時に、防災情報通信ステーションのLPガスを利用して炊き出し訓練も行いました。
 大学での防災用LPガス発電機の導入は県内初で、大学でのLPガス発電機を備えた自立型防災情報通信ステーションは全国初です。
 自立型防災情報通信ステーションの開発は、本学では経営情報学部の湯瀬裕昭教授(ICTイノベーション研究センター長)が中心に取り組んでいます。

<実証実験の主なシステム>
衛星インターネットWi-Fi設備、ソーラー電源、LPガス自家発電機、安否情報システム、
デジタルサイネージ災害情報システム、炊き出し設備(LPガスの屋外利用)

<共同研究関係先>
静岡県立大学ICTイノベーション研究センター(静岡市駿河区)
スカパーJSAT株式会社(東京都港区)
株式会社メディア・ミックス静岡(静岡市葵区)
株式会社昭栄(埼玉県行田市)
株式会社ムラオカ(静岡市葵区)

日経電子版「静岡県立大、LPガスと太陽光発電で防災通信」
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO23752420R21C17A1L61000/
(別ウインドウで「日本経済新聞電子版」のウェブサイトが開きます)


衛星インターネットWi-Fi設備とソーラー電源


LPガス自家発電機(右)と防災用デジタルサイネージ(中央)

掲載日: 2017/11/28(13:02:17)
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