現代の社会状況は、予想を上回るスピードでの少子高齢化の進展、経済のグローバル化に伴なう競争の激化、さらに日本社会の将来についての閉塞感の強まりなど、ローカル/グローバルなレベルにおいて従来のスキームでは十分に対応できない様々な課題が顕在化しています。こうした状況においては、これまでとは異なる新たな発想で道を切り開くことへの期待が高まっています。それは具体的には、経営と情報を柱に公共性を加味したイノベーションの担い手、高度な専門的人材の育成であると考えられます。
そこで経営情報イノベーション専攻では、イノベーションの実現を担う人材を養成することを目的に、イノベーションの視点を軸に、経営、公共政策、情報、そして観光分野の教育研究を推し進めるための、高度な専門性をもった研究教育体制の整備を行っています。具体的な経営情報イノベーション研究科の趣旨は、経営、公共政策、情報の研究教育の支柱をより強固に取りまとめて、社会における様々な課題解決につながるイノベーションを推し進める高度かつ実践的な研究教育を行うことにあります。こうした目的と趣旨を達成するために、社会的課題を的確に把握し解決するための公共政策、社会的ミッションにビジネス知識を用いて解決するための経営、様々な調査やマーケティングを効率的・効果的に行うための情報、魅力ある観光産業を創造し地域活性化に貢献するための観光というように、当該分野に様々に関わるイノベーションの研究教育を推し進めます。
博士前期課程においては、学術活動においては高い問題意識と知識へのあくなき希求が鍵であると考え、こうした知的体験を通じてプロフェッショナルを養成することを目指しています。これからの時代はあらゆる領域においてプロフェッショナルが求められる時代であり、本研究科ではそういったプロフェッショナルの育成を目指しています。ここで述べるところのプロフェッショナルとはより具体的には、地域社会の中でイノベーションを具体的に実際に担う人材であり、経営、公共、情報、観光といった各分野における専門的職業人のことを指しています。
博士前期課程は、4つの分野(専門分野)から構成されており、教員はこれら4つの分野のいずれかに所属しています。また、学生は入学試験に際して指導教員を選択します。以下に各分野における具体的な人材像を示します。
ビジネス・アントレプレナー、プロフェッショナル・ビジネスパーソンの育成
NPO幹部/ソーシャル・アントレプレナー、行政職員、団体職員の育成
革新的ITエンジニアの育成
博士後期課程では、経営・公共政策・情報・観光の研究教育の支柱をより強固に取りまとめ、社会における様々な課題解決につながるイノベーションを推し進めることのできる人材を、高度かつ実践的な研究教育を通して養成することを目指しています。その理由としては、実際の現場に立ってイノベーションにかかわる活動を担う人材である専門的職業人と、こうした人材の活躍の場や仕組みをアーキテクトもしくは現場の第一線で活躍する人材を指導する立場の人材をともに社会に輩出することが、変化の激しい社会、地域に応えることであると考えるからです。
博士後期課程では、博士前期課程の研究教育分野を基礎としつつ、社会的課題を的確に把握し、あらゆる社会的領域にイノベーションをもたらす仕組みを創造できる人材を養成します。
研究科名 | 経営情報イノベーション研究科 Graduate School of Management and Information of Innovation |
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専攻名 | 経営情報イノベーション専攻 Division of Management and Information of Innovation |
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学位 | 博士前期課程 Master's Course |
修士(経営情報学) Master of Management and Information 修士(学術) Master of Arts and Science |
博士後期課程 Doctor's Course |
博士(経営情報学) Ph.D in Management and Information 博士(学術) Ph.D in Arts and Science |
注:学位に付記する名称について:一般的に経営学の範疇である経営情報の観点から体系化される研究内容に対しては「博士(経営情報学)」、経営情報の範疇を超える学術的(学際的)な研究内容に対しては「博士(学術)」を付記します。
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