本学科の科目体系は「学部基礎科目」と「専門教育科目」「教職科目」「全学共通科目」から構成されています。
学部基礎科目(必修)
学生は1・2年次に「学部基礎科目」を履修することで「経営」「総合政策」「情報」「数理」についての基礎的な知識や技術について学びます。学部基礎科目はすべて必修科目であり、卒業までに44単位の取得を必要とします。学部基礎科目には、TOEICの受験対策に対応した英語科目も含まれています。
基礎経営学 |
経営組織論 |
会計学総論 |
簿記論 |
基礎経済学 |
法律学概論 |
総合政策概論Ⅰ |
総合政策概論Ⅱ |
情報リテラシⅠ |
情報リテラシⅡ |
情報ネットワーク |
経営情報システム概論 |
プログラミング |
情報処理概論 |
情報処理演習 |
基礎統計学Ⅰ |
経営工学 |
基礎英語 |
英語会話 |
英語講読 |
検定英語 |
スタートアップ演習 |
|
|
|
専門教育科目
専門教育科目は、経営科目、総合政策科目、情報科目、数理科目、観光科目、複合科目、英語科目、自由選択科目、演習、卒業研究に分類されます。
経営科目、総合政策科目、情報科目、数理科目、観光科目、複合科目、英語科目
7科目群の計118科目から40科目程度を選択
学生は、専門教育科目の7科目群の中から各分野の講義を履修することにより、専門的な知識を修得することができます。7科目群は下記の分野から構成されています。卒業までに、この中から自らの目指すメジャーに合わせて、40科目程度を選択し、履修、合格する必要があります。また、メジャー毎にメジャーの認定を受けるための必修科目が設定されています。
- 経営科目:マネジメント力を身につける。(科目一覧)
組織行動論、企業論、国際経営論、多国籍企業論、国際比較経営論、起業家論、ベンチャービジネス論、経営戦略論、経営史、商業論、マーケティングⅠ、マーケティングⅡ、コーポレイト・コミュニケーション、広告論、技術経営論、財務会計論、会社会計、経営分析、管理会計論、原価計算論、監査論、税務会計論、経営財務論、職業指導論、消費者行動論、経営統計調査法Ⅰ、経営統計調査法Ⅱ、ビジネスロー、ビジネス・コミュニケーション、人的資源管理論、国際人的資源管理論、計31科目
- 総合政策科目:政策立案能力を身につける。(科目一覧)
公共政策論、ミクロ経済学、応用経済学、マクロ経済学、計量経済学、地域経済学、地域産業論、財政学、現代金融論、行政経営管理論、公共ガバナンス論、地域マネジメント論、医療介護マネジメント論、公共健康政策論、政策過程論、社会保障政策論、公共経済学、地域福祉マネジメント論、国際社会論、国際戦略論、日本国憲法、民法各論、計22科目
情報科学概論、情報理論、アルゴリズムとデータ構造Ⅰ、アルゴリズムとデータ構造Ⅱ、オブジェクト指向プログラミング、データベース、画像処理と認識、メディア処理論、人工知能、情報セキュリティ、Webシステム開発演習、情報システム開発論、経営情報システム探究、情報社会と情報倫理、情報と職業、情報工学実習、テキストマイニング、シミュレーション、データサイエンス演習、計19科目
- 観光科目:観光を通じた地域貢献能力を身につける。(科目一覧)
観光学概論、観光産業論、観光経営人材論、観光マネジメント、国際観光論、観光政策論、観光経済学、観光調査法、観光情報システム、観光まちづくり論、地方創生論、コミュニケーション論、観光人類学、計13科目
基礎数学Ⅰ、基礎数学Ⅱ、経営数学、確率論、基礎統計学Ⅱ、数理統計学、多変量解析、時系列分析、情報数学、数理工学、基礎統計学演習、離散数学、代数学応用、幾何学応用、解析学応用、機械学習、計16科目
経営情報特別講義A、経営情報特別講義B、経営情報特別講義C、経営情報特別講義D、経営情報特別講義E、経営情報特別講義F、経営情報総合A、経営情報総合B、経営情報総合C、経営情報総合D、経営情報総合E、経営情報総合F、計12科目
上級検定英語、外書購読、海外英語研修A、海外英語研修B、海外英語研修C、計5科目
自由選択科目(他学部、他大学科目履修)
幅広い教養を身に付けたい学生のニーズに合わせて、本学の他学部の科目履修も可能です。履修した場合には8単位を限度とし て専門教育科目として認定されます。また、本学部と静岡大学人文社会科学部・教育学部との間では、大学間協定に基づき、単位互換制度が実施されています。履修した場合には12単位を限度として専門教育科目として認定されます。
演習
いわゆるゼミ(ゼミナール、セミナー)と呼ばれている講義形態で、指導教員の研究室において学生が主体となって発表、討議、研究を行う少人数制のクラスです。本学部の学生は、1年次から2年次までの間に、基礎演習というゼミ形式の講義を受講することができます。この講義は、3年次から始まる本格的なゼミ活動の準備として、ゼミナールの実際の雰囲気を知るための絶好の機会です。この基礎演習を経て、学生は2年次の最後に「経営分野」「総合政策分野」「データサイエンス分野」「観光マネジメント分野」の教員のゼミ・研究室に配属されます。ゼミ・研究室の決定は、学生個人の意思や熱意を最大限に尊重し、担当教員との面接等を重ねることで決定されます。ゼミ活動を通じて、4年次には各教員の指導の下で卒業研究を行います。
- 経営分野ゼミ
- 企業における経営管理や経営戦略、会計制度、マーケティングに関する研究や、他分野と連携した研究を行います。
- 総合政策分野ゼミ
- 自治体や医療機関、福祉施設、NPOなど非営利団体における経営に関する研究や、他分野と連携した研究を行います。
- データサイエンス分野ゼミ
- 情報システム開発、情報化戦略、データサイエンス、シミュレーションなどに関する研究や、他分野と連携した研究を行います。
- 観光マネジメント分野ゼミ
- 観光ビジネス、観光産業、観光政策、国際観光などに関する研究や、他分野と連携した研究を行います。
卒業研究
3年次からゼミ・研究室に所属し、教員と密接なコミュニケーションを図りながら理論と実践を学び、その集大成として4年次に卒業研究に取り組みます。卒業研究は4年次10月の中間報告会での研究進捗状況報告、1月の卒業論文の提出、卒業研究発表会での研究成果の発表が必須の要件となります。
教職科目
下記の教員免許取得を希望する学生についてのみ履修する必要があります(平成31年度以降入学生の教職課程については再課程認定申請中)。
- 高等学校教諭一種免許状「商業」
- 高等学校教諭一種免許状「数学」
- 高等学校教諭一種免許状「情報」
全学共通科目
全学共通科目は、専門職業人として広い知識と視野を持ち、現代の社会に対応できる判断力や倫理感を養うことを目的に、多彩な教養科目を大学全体で学部の枠を越えて提供しているものです。特に近年は地域に関係する「しずおか学」に区分される科目を多数提供し、本学の目標の一つである地域に貢献する人材育成の比重を高めています。経営情報学部の学生は卒業までに8単位以上を取得する必要があります。