本学科では4年次になると、卒業研究に着手します。卒業研究では、まず、3年次から開始したゼミ活動を踏まえて、指導教員のサポートを受けながら学生ごとに研究テーマを設定します。設定したテーマについて、調査、分析、評価などを行い、その集大成として卒業論文を執筆します。
ただし、卒業研究を履修するためには、3年以上在学し、全学共通科目8単位以上、学部基礎科目38単位以上、専門教育科目44単位以上(ただし、研究導入演習及び演習Iを必ず含むこと)を取得している必要があります。
また、卒業研究に合格するためには、
- 卒業研究の中間報告会の実施(10月)
- 中間報告フィードバックレポートの提出(10月)
- 卒業論文の提出(1月中旬)
- 卒業論文発表会におけるプレゼンテーションの実施(1月下旬)
が必要で、最終的に審査教員によって卒業論文が審査され、合否が決定します。
卒業論文発表会の様子
平成29年度卒業生の卒業論文タイトル(一部抜粋)
- 経営分野
- 日本のクライシスマネジメントについて―日本企業の不祥事への事後対応への言及―
- 電通過労死事件から見る日本の労使関係の問題点
- 確定拠出年金における投資教育の意義―積極性に欠ける現状の原因分析と試案―
- 日本でモバイル決済を導入することにより、訪日中国人観光客の消費行動に与える影響―中国におけるアリペイの事例から―
- 中小企業における外国人材管理方法の特徴に関する調査
- EV戦略の国際比較―トヨタが目指すべきEV戦略―
- クロスボーダーのM&Aの成功要因―財務的リスクの観点から―
- 6次産業化の成功要因の考察―静岡県の事例をもとに―
- 熱海の観光事業におけるマーケティング戦略の研究
- 農業のサービス化に関する研究―農家カフェの事例を通して―
- 公共政策分野
- 待機児童解消における地域型保育事業の現状と課題
- 自治体ができる少子化対策―有効な政策過程と子育て相談―
- 社会関係資本を充実させることでの学力格差対策―地域と子どもをつなぐ―
- 中山間地域における地域活性化―静岡県の地域活性化対策を通じて学ぶこと―
- 熱海市の観光まちづくり―V字回復の理由―
- クラウドファンディングによる資金調達の成功要因についての研究
- 基礎自治体におけるコミュニティへの財政分権に関する研究
- 潜在保育士の復職支援の在り方に対する研究
- 地方部の私的交通におけるバス利用の促進方策
- 中心市街地活性化に寄与するバルイベントの在り方に関する研究
- 情報分野
- 株価と取引高時系列データの類似性に基づく業種の特性分析
- データ対象と埋め込み手法の違いによるアノテーション付き可視化の特性評価
- Twitterでの救助要請用のハッシュタグに関する研究
- 数独エントロピーを用いた数独ソルバーの高速化
- 確率付き回遊度に基づく旅行ルート推薦機能を持った熱海市観光ガイドアプリケーションの開発
- デジタルサイネージにおけるAIを用いたコンテンツキュレーティング
- 熱海市指定有形文化財「起雲閣」ガイドアプリケーションの開発と評価
- AR技術を用いた地域連携文化振興アプリケーションの開発と評価
- ゲーミフィケーションを用いたタイピング教材の開発とその評価
- InstagramとGoogle Cloud Visionによる観光分析への応用